ナショナルジオグラフィックニュース ~2009年 年末特集

ニュースで振り返る2009年

2009年もナショナル ジオグラフィックならではニュースを多数お届けして参りました。その中から、重大ニュースを10本ピックアップします!!
今年は総じて動物と宇宙のニュースが多くランクインする結果となりました。動物分野では、深海や淡水に生息する珍しい生物が数多く発見され、いまだ謎の多い生態の解明に一歩近づきました。一方、宇宙分野では技術の進歩や新たな観測により新発見が相次ぎました。
2010年も、他のサイトでは見ることができない情報を一つでも多くお届けし、地球の真実をお伝えして参ります。

 
 

2009年 重大ニュース ランキング

1位 透明な頭をもつ深海魚デメニギス

透明な頭をもつ深海魚デメニギス

今年2月、頭が透明な深海魚デメニギスの写真が公開され、その奇妙な姿は一躍注目を集めました。デメニギスの軟らかく透明な半球状の眼球が無傷のまま見つかるのは非常に珍しく、同種では初めての発見となりました。写真に写る緑色の球状部分は円筒形の高感度の眼であり、通常の眼の位置にあるのは実は鼻に相当する器官だということがわかっています。

2位 太陽黒点なし、百年ぶりの活動極小期か

太陽黒点なし、百年ぶりの活動極小期か

太陽の活動に波があることは以前からよく知られていて、黒点に関しては11年周期で増減を繰り返しています。本来であれば、2008年から黒点が活発に出現しているはずなのですが、今年の初めから黒点の数が異常に少なく、NASAは太陽が約100年ぶりに活動の極小期に入っていると判断しました。地球の気候に影響するともいわれている太陽活動の今後が懸念されます。

3位巨大エイを発見、世界最大の淡水魚か

巨大エイを発見、世界最大の淡水魚か

ナショナル ジオグラフィック協会の探検家でもあるゼブ・ホーガン氏は2月、史上最大と思われる巨大淡水エイを釣り上げました。幅2メートル、長さ2.1メートルに及ぶこの巨大魚の生息数は限られていて、生態はいまだ謎に包まれています。世界の20数種の巨大淡水魚を研究し、記録に残そうと試みるホーガン氏が来年どのような巨大魚を発見するか期待されます。

4位 60年代の月面写真、最新技術で復元

60年代の月面写真、最新技術で復元

1969年、アポロ11号が人類初の月面着陸を成し遂げました。当時、月面写真の入手は極めて困難でした。しかし40年経った今年、最新技術によって有名な画像が次々とデジタル化されました。画質が大幅に向上し、月面が細部までくっきり写るようになったのです。

5位 なぜ男は“ウェット”なキスをするのか

なぜ男は“ウェット”なキスをするのか

キスに関する興味深い研究が発表されました。一般に男性は舌を絡ませた“ウェット”なキスを好む傾向があるといわれていますが、そこには意外なからくりが隠されているのかもしれません。無意識かつ本能的に作用している唾液ホルモンのはたらきとは…?

6位 木星に地球サイズの衝突跡

木星に地球サイズの衝突跡

7月19日、木星の表面に新しい黒い“染み”が突如見つかりました。当初、この染みは地球と同じくらいのサイズと考えられていましたが、実は太平洋程度のサイズであることがわかりました。相当な強さの衝突だったことが示されていますが、その原因は。

7位 生きたダイオウイカ、初の捕獲

生きたダイオウイカ、初の捕獲

今年7月、メキシコ湾でダイオウイカが初めて生きたままで捕獲されました。残念ながら引き揚げの際に死んでしまいましたが、今回ダイオウイカが捕獲されたことで、これまでほとんど知られていなかったダイオウイカの食生活が明らかになる可能性があるといいます。

8位 マッコウと巨大イカ:小笠原群島

マッコウと巨大イカ:小笠原群島

小笠原群島近海で、体長9メートルほどのダイオウイカの死骸をくわえたメスのマッコウクジラが、子クジラを従えて泳ぐ非常に珍しい様子が撮影されました。マッコウクジラがダイオウイカを好んで食べることは知られていましたが、その証拠となる写真となりました。

9位 2012年終末説の真実:大陸大移動

2012年終末説の真実:大陸大移動

映画『2012』が公開されたこともあり、古代マヤ文明の終末予言が大きな注目を浴びました。いくつかの終末論では、2012年に地球の極が移動する“ポールシフト”が起こり最後の日を迎えると予言しています。果たしてそのようなことが起こる確率は…?

10位洞窟の壁を埋め尽くす先史時代の手形

洞窟の壁を埋め尽くす先史時代の手形

世界遺産に登録されているアルゼンチンの洞窟「クエバ・デ・ラス・マノス」。壁を埋め尽くす手形の持ち主は、これまで男性というのが一般的な見方でしたが、ナショナル ジオグラフィック協会が支援した研究の結果、そのほとんどが女性の手であることが判明しました。


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世界で相次いだ新発見

人類の起源

ネアンデルタール人のゲノム情報が公開

ネアンデルタール人のゲノム情報が公開

2月12日、ネアンデルタール人のドラフトゲノム解析が終了し、解読された塩基配列から、現生人類とネアンデルタール人のゲノムが99.5%同じであることが示された。今回明らかとなった現生人類とネアンデルタール人の興味深い類似点とは?

ラミドゥス猿人:全身骨格図 »
霊長類の“ミッシングリンク”を発見? »

伝説の財宝

海賊「黒ひげ」の船から発見、金の粒

海賊「黒ひげ」の船から発見、金の粒

『ピーターパン』のフック船長のモデルとされるカリブの海賊「黒ひげ」。彼が乗っ取った「クイーン・アンズ・リベンジ」号と思われる難破船から、金の粒と遺物がいくつか発見された。難破船が黒ひげのものだったことを示す新たな証拠となった。

アングロサクソンの財宝:驚異の出土量 »
ヒマラヤ洞窟で“シャングリラ”発見? »

地球外生命

月面に水、3機の探査機が存在を確認

月面に水、3機の探査機が存在を確認

インドのチャンドラヤーン1号をはじめとする3機の探査機の観測によって、月面全体に月の水が薄く広がって存在していることが確認された。生命が存在する可能性も出てきた。今年は韓国も月探査参入を表明したことから、来年以降ますます月の謎が解明されるだろう。

火星に流星衝突、水氷を発見 »
生命の可能性:土星の衛星エンケラドス »

奇怪な動物たち

アリをゾンビ化して操るタイコバエ

アリをゾンビ化して操るタイコバエ

タイコバエの繁殖方法は恐ろしい。特定のアリに産み付けられた卵からかえったタイコバエの幼虫は、アリの脳髄を食べ、アリをゾンビ化して操るという事実が5月に判明した。しかし一方で、このハエの繁殖方法が、害虫であるアカカミアリの駆除に利用されているという。

肺の無い新種のアシナシイモリを発見 »
深海の新種:ユメナマコ »

太古の生物

ミニT・レックス:新種の恐竜

ミニT・レックス:新種の恐竜

ティラノサウルス・レックスの祖先とされる新種の恐竜、ラプトレックスの化石が9月に公開された。ラプトレックスは、体形をほぼ変えない状態で大型化を繰り返し、およそ4000万年かけてT・レックスへと進化したのではないかと研究者は話す。小型だった初期のT・レックスの姿とは…?

多様な古代ワニ5種、サハラで化石発見 »
最古のゾウの祖先発見、体格はウサギ並 »

地球温暖化の影響

地球温暖化でクモが大型化?

地球温暖化でクモが大型化?

10年間続いた研究によって、地球温暖化の影響でクモで大型化し、さらに個体数が増加する可能性があることが示された。周囲の環境にどのような影響を与えるかはまだわかっていないが、地球温暖化の影響がますます懸念される。

CO2濃度上昇でロブスターが大型化 »
温暖化が原因で北へ移動する樹木 »

 

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