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地球の月より約3割小さい冥王星は今は準惑星と分類されている。
準惑星とは太陽を周回する天体の一種であり、冥王星に加え、エリス、セレスなどの5個が認定されている。
冥王星の軌道は太陽系の外側に広がるカイパーベルトに属していて、多くの彗星の生まれ故郷もその領域であると考えられている。

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冥王星

準惑星について

 世界が準惑星というものを知ったのは2006年のことである。それは、小さな冥王星が惑星という地位を剥奪され、準惑星として分類し直されたからである。国際天文学連合(IAU)では2008年12月現在、冥王星のほか、エリス、セレス、マケマケ、ハウメアの5つを準惑星として認定している。

 準惑星と惑星の違いは何なのだろうか。ほとんどは同じだが、重要な違いが1つある。それは、準惑星はその軌道で「近くの天体を一掃していない」ということである。つまり、自身の重力によって支配することがなく、同程度のサイズのほかの天体と軌道空間を共有しているということだ。しかしこの定義については、天文学者などの専門家が現在も議論している。

 冥王星は、その軌道周辺の天体を一掃していないため準惑星と見なされる。冥王星は、カイパーベルトと呼ばれる海王星の軌道の外側にある円盤状の領域で公転している。カイパーベルトは、太陽系の構成から外れてしまった、氷で覆われている天体が集中している遠く離れた領域である。冥王星は太陽から59億キロも離れており、その平均温度は摂氏マイナス230度前後である。

 冥王星の表面は、凍った窒素、メタン、一酸化炭素の氷で構成されている。この準惑星には、凍ったメタンと窒素から成る極冠と極地もある。

 冥王星には、ヒドラ、ニクス、およびカロンという3つの衛星の存在が確認されている。約1186キロの直径を持つカロンは、冥王星の最大の衛星である。冥王星とカロンはその重力によって軌道が同期するため、この2つは常に同じ面で向かい合うことになる。

 2006年1月、NASAは冥王星とカロンへ向かって宇宙探査機ニューホライゾンズを打ち上げた。ニューホライゾンズは2015年に目的地に到着予定であり、はるか遠くの準惑星である冥王星に到達した最初の宇宙探査機になる。

2つの顔

 一般に小惑星と見なされていたセレスは、冥王星と同じように、2006年には準惑星と呼ばれるようになった。セレスは、1801年にイタリアの天文学者ジュゼッペ・ピアッツィによって発見された。

 セレスの形状は、約950キロの直径を持つ扁平球体である。セレスは小惑星帯の中で群を抜いて大きく、知られている中で最も質量の大きい天体であり、その質量は小惑星帯のすべての小惑星を合わせた推定総質量の約3分の1にあたる。

 セレスは、岩石の内核とそれを取り囲む水氷のマントルで構成されている。ちりでできた薄い外部地殻が、ローマの農業の女神にちなんで名付けられたこの準惑星を覆っている。
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