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Artwork from Time & Life Pictures/Getty Images
Map by Christopher Scotese, www.scotese.com
260万年前~現在
現代に続く最も新しい地質年代である第四紀は260万年前に始まる。第四紀の生命史は、気候変動とそれにともなう生物たちの進化によって語られる。氷河は北極と南極から伸張してやがて後退し、その動きのたびに陸地が削られていく。海面は凍結と溶解の期間ごとに低下と上昇を繰り返し、一部の哺乳類は巨大化して厚い毛皮を発達させては消えていった。人間は現在の形態に進化して世界中を闊歩するようになり、気候も含めほぼすべての地球システムにその足跡を残している。
第四紀の初めには各大陸はほぼ現在の位置に収まっており、プレート・テクトニクスの過程でわずかな動きがみられるだけだった。しかしこの期間を通して地球は太陽の周りを公転しながら揺れ動いていた。わずかな変動によって氷河期と間氷期が交互に繰り返され、80万年前までには周期的なパターンが現われていた。氷河期は約10万年続き、そのあと1万~1万5000年の暖かい間氷期が訪れる。最後の氷河期は約1万年前に終わり、急速な海面上昇によって各大陸が現在の外形となった。
気温が下がると氷床は南北両極から広がり、北アメリカとヨーロッパの大半、アジアと南アメリカの一部、そして南極大陸全域を覆う。氷になった水の分だけ海面は低下し、現在のアジアと北アメリカの間(ベーリング海峡)を水中で繋いでいる海峡のように大陸の間に陸橋ができ、その陸橋によって動物と人間が別の大陸に移動することが可能になる。
暖かい期間には氷が融解して再形成された山が露出し、山間から新しい川が今日の五大湖などの巨大な盆地に流れ出る。暖かさと快適さを求めて赤道に向かった動植物は、高緯度地域に戻ってくる。このような転換のたびに地球全体の風と海流の動きが変化し、それによってさらに世界の降水と乾燥のパターンが変化するのである。
第四紀の初めから、海を支配するクジラとサメが食物連鎖の最上位にあり、その下にラッコ、アザラシ、ジュゴン、魚類、イカ、甲殻類、ウニ、微細なプランクトンなどが位置していた。
一方、陸上では、第四紀で最も寒い時期にはマンモス、サイ、バイソン、ウシなどの哺乳類が巨大化して毛足の長い毛皮をまとい、常に移動する氷河の先端付近に生育する低い潅木や草を食料としていた。しかし約1万年前に気候が温暖化を始めると、これらの「メガファウナ」と呼ばれる大型動物のほとんどは絶滅した。比較的小さい(といっても相当に大きいが)アフリカゾウ、サイやカバなどの一握りの哺乳類だけが生き残った。最後の氷河期の終わりに起きた絶滅が気候の温暖化によるものかどうかは確証が得られていない。その頃に現生人類が世界中で急速に拡散しており、一部の研究では大型哺乳類の消失と人類の狩猟方法の発達が結び付けられている。
実際、第四紀は「人類の時代」と呼ばれることが多い。ホモ・エレクトスは第四紀の始めにアフリカに現れ、時間が進むにつれてヒト科の動物は進化して大きな脳と高度な知能を持つようになった。最初の現生人類は約19万年前にアフリカに登場し、ヨーロッパとアジア、続いてオーストラリアと南北アメリカに散らばっていった。それとともに海、陸上、空で、さまざまな生物が生活様式を変化させていった。そして現在、科学者たちはわれわれ人間が地球温暖化を引き起こしていると考えている。
現代に続く最も新しい地質年代である第四紀は260万年前に始まる。第四紀の生命史は、気候変動とそれにともなう生物たちの進化によって語られる。氷河は北極と南極から伸張してやがて後退し、その動きのたびに陸地が削られていく。海面は凍結と溶解の期間ごとに低下と上昇を繰り返し、一部の哺乳類は巨大化して厚い毛皮を発達させては消えていった。人間は現在の形態に進化して世界中を闊歩するようになり、気候も含めほぼすべての地球システムにその足跡を残している。
第四紀の初めには各大陸はほぼ現在の位置に収まっており、プレート・テクトニクスの過程でわずかな動きがみられるだけだった。しかしこの期間を通して地球は太陽の周りを公転しながら揺れ動いていた。わずかな変動によって氷河期と間氷期が交互に繰り返され、80万年前までには周期的なパターンが現われていた。氷河期は約10万年続き、そのあと1万~1万5000年の暖かい間氷期が訪れる。最後の氷河期は約1万年前に終わり、急速な海面上昇によって各大陸が現在の外形となった。
気温が下がると氷床は南北両極から広がり、北アメリカとヨーロッパの大半、アジアと南アメリカの一部、そして南極大陸全域を覆う。氷になった水の分だけ海面は低下し、現在のアジアと北アメリカの間(ベーリング海峡)を水中で繋いでいる海峡のように大陸の間に陸橋ができ、その陸橋によって動物と人間が別の大陸に移動することが可能になる。
暖かい期間には氷が融解して再形成された山が露出し、山間から新しい川が今日の五大湖などの巨大な盆地に流れ出る。暖かさと快適さを求めて赤道に向かった動植物は、高緯度地域に戻ってくる。このような転換のたびに地球全体の風と海流の動きが変化し、それによってさらに世界の降水と乾燥のパターンが変化するのである。
第四紀の初めから、海を支配するクジラとサメが食物連鎖の最上位にあり、その下にラッコ、アザラシ、ジュゴン、魚類、イカ、甲殻類、ウニ、微細なプランクトンなどが位置していた。
一方、陸上では、第四紀で最も寒い時期にはマンモス、サイ、バイソン、ウシなどの哺乳類が巨大化して毛足の長い毛皮をまとい、常に移動する氷河の先端付近に生育する低い潅木や草を食料としていた。しかし約1万年前に気候が温暖化を始めると、これらの「メガファウナ」と呼ばれる大型動物のほとんどは絶滅した。比較的小さい(といっても相当に大きいが)アフリカゾウ、サイやカバなどの一握りの哺乳類だけが生き残った。最後の氷河期の終わりに起きた絶滅が気候の温暖化によるものかどうかは確証が得られていない。その頃に現生人類が世界中で急速に拡散しており、一部の研究では大型哺乳類の消失と人類の狩猟方法の発達が結び付けられている。
実際、第四紀は「人類の時代」と呼ばれることが多い。ホモ・エレクトスは第四紀の始めにアフリカに現れ、時間が進むにつれてヒト科の動物は進化して大きな脳と高度な知能を持つようになった。最初の現生人類は約19万年前にアフリカに登場し、ヨーロッパとアジア、続いてオーストラリアと南北アメリカに散らばっていった。それとともに海、陸上、空で、さまざまな生物が生活様式を変化させていった。そして現在、科学者たちはわれわれ人間が地球温暖化を引き起こしていると考えている。































