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ペルム紀(二畳紀)


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Artwork (c) 2007 by Karen Carr and Karen Carr Studio, Inc.
Map by Christopher Scotese, www.scotese.com

2億9900万~2億5100万年前

 約2億9900万年前に始まるペルム紀は、史上最大の大量絶滅をもってその時代を終える。ペルム紀に形成された超大陸パンゲアはその巨大さから、厳しい気候と環境にさらされていた。南は寒く不毛で、多くの地が氷冠の下に凍りつき、北は季節的な湿潤と乾燥の変動が非常に大きく、猛烈な暑熱に襲われていた。石炭紀に生い茂っていた沼沢林も、しだいに針葉樹やシダ種子植物など、乾燥に強い植物に置きかわっていった。

 初期の爬虫類は新しい環境にうまく適応した。湿度を保持する厚みのある皮膚に守られ、両生類がかつて君臨していた土地に移っていった。そうして時が経つにつれ、爬虫類は砂漠のような生息環境にも高い適応能力を見せるようになり、現在も繁栄を築いている。

 変温動物の爬虫類は、氷点下にいたる夜の寒さから摂氏40度に至る日中の暑さまで、激しい寒暖の変化に対応しなければならなかった。原始的な盤竜類の一部の種は、熱交換器の機能がある帆のような突起物が背中にあり、昼間は太陽光を吸収して不活発な体を温めていたと考えられている。

 その後、獣弓類として知られる哺乳類型爬虫類は、自らの体内で体温を保つ方法を獲得した。消化の際に発生する熱を保持することで最終的に恒温動物に進化したというのが、科学者たちの考えである。代謝が活発になったこれらの爬虫類はパンゲア内陸部の厳しい環境を生き抜き、ペルム紀後期の陸上で支配的な動物となった。

 獣弓類はペルム紀に繁栄を極め、牙を持つ肉食獣から動きの鈍い草食獣まで、さまざまな形態に急速に進化していった。一部は巨大化し、1トンを超える種もいた。ペルム紀後期に現れた小型の種は、温血で断熱のために体毛をまとっており、哺乳類はそこから進化したと考えられている。

 一方、ペルム紀の海は扇形のヒレと厚く重いウロコを持つ硬骨魚によって支配されるようになる。広大な岩礁群はイカに似たオウムガイが身を隠す場所となり、らせん状にきつく丸まった殻を持つアンモナイトがペルム紀の化石として広範囲で見つかっている。

膨大な生命の喪失

 しかし先史時代初期の多くの生物にとっては、ペルム紀は最後のあえぎの場となった。古生代最後の時代であるペルム紀は、2億5100万年前に悲惨な終末を迎え、このときに引かれた生物学的な境界線を越えて生き延びた動物はごくわずかしかいなかった。ペルム紀の絶滅は、地球の歴史上最悪の大量絶滅であり、90%以上の海洋種と70%の地上動物が死に絶えたと推定されている。

 この大量絶滅の原因を解明するさまざまな説が提唱されている。一部の科学者たちは、連続した火山噴火による大量の粉じんが大気中に広がって地表を覆ったために太陽光が遮られ、気温が大幅に低下し、植物の光合成が阻害され、食物連鎖の崩壊が引き起こされたと考えている。

 また、急激な温暖化と寒冷化の時期が存在していた証拠を提示して、地球規模の気候変動が大量絶滅の原因だとする科学者たちもいる。環境が両極端に揺れ動いたため、生物種がそれに適応できなかったということだ。そのほかには、地震、地球規模の温暖化、または小惑星衝突によって海底のメタンガスが大量に放出され、破滅的な環境変化がもたらされたという説もある。

 おそらく、複数の要因が組み合わさって大量絶滅が引き起こされたのだろう。しかし、原因がどうであれ、大量絶滅の後には、新たに進化した動物と植物が空白を埋めていく。その中で重要な位置を占めたのが恐竜たちであった。



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