変わり続けるもの
“変化”を好む人は海岸まで行ってみると良いだろう。そこで見られる絶えることのない波の動きは、この世界には変わらぬものなど何もないということを教えてくれる。陸へ押し寄せる白い波は、崖を削り取り、砂を揺り動かし、湾を形作っている。最も穏やかなさざ波でさえも、砂をわずかずつ繰り返し運び、海岸線の地形を断続的に作り変えている。
Photograph by Norbert Rosing
氷河や河川により、終わることのない自然の営みに対し材料は絶えずまかなわれる。地殻の巨大な断片を動かす地殻変動も負けじと周期的に岩盤を隆起させ、熱い溶岩を絞り出して、その痕跡を海岸に残しながら作り変えてしまうのだ。
波は海岸線で最も多忙な“彫刻家”である。はるか沖合の海で風によって生み出された波は、海岸に打ち寄せるときにそのエネルギーを一気に爆発させて仕事に取りかかる。勢いよく陸へ近づいてくる波(押し波)は、砂と小石を海岸に運んでくる。波はさまざまな方面から海岸に押し寄せるのが普通だが、引くときは必ず岸に対して直角である。この動きにより、砂利は岸に沿って漂着する。
潮の干満は、砕ける波や漂砂(ひょうさ)が繰り広げるダンスのパートナーとして加わり、防波島や細長く伸びた砂嘴(さし)、高くそびえる砂丘といった一時的に姿を現す地形を生み出すのに一役買う。泥水の河川が運んでくる堆積物は、海岸の構築を継続していくための資源となる。
海岸線の大部分では、打ちつける波がゆっくりと崖の土台を削り、岩石の塊を崩して海へと滑り落としていく。硬い岩石の層が崩壊した場所では、その背後にある柔らかい粘土が波によって掘り進められ、湾や入り江が形成される。岬は、海岸線の両側が崩壊し、海が振り下ろすハンマーの矛先として岩石の塊がぽつんと取り残されてできる。
波は海岸線で最も多忙な“彫刻家”である。はるか沖合の海で風によって生み出された波は、海岸に打ち寄せるときにそのエネルギーを一気に爆発させて仕事に取りかかる。勢いよく陸へ近づいてくる波(押し波)は、砂と小石を海岸に運んでくる。波はさまざまな方面から海岸に押し寄せるのが普通だが、引くときは必ず岸に対して直角である。この動きにより、砂利は岸に沿って漂着する。
潮の干満は、砕ける波や漂砂(ひょうさ)が繰り広げるダンスのパートナーとして加わり、防波島や細長く伸びた砂嘴(さし)、高くそびえる砂丘といった一時的に姿を現す地形を生み出すのに一役買う。泥水の河川が運んでくる堆積物は、海岸の構築を継続していくための資源となる。
海岸線の大部分では、打ちつける波がゆっくりと崖の土台を削り、岩石の塊を崩して海へと滑り落としていく。硬い岩石の層が崩壊した場所では、その背後にある柔らかい粘土が波によって掘り進められ、湾や入り江が形成される。岬は、海岸線の両側が崩壊し、海が振り下ろすハンマーの矛先として岩石の塊がぽつんと取り残されてできる。


























