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 雲が形成されるのは、湿った空気が冷やされて水蒸気が水滴や氷晶に凝縮するときである。雲が形成される高度は、湿度と、高度上昇に伴う気温下降率によって決まる。

Photograph by Mattias Klum

 通常、水蒸気が凝縮するためには凝縮核が必要になる。この凝縮核という小さな粒子を中心に、水滴が形成されるのである。

 凝縮核は、多くの場合は単なる自然のほこりにすぎない。しかし、車の排気ガス中のすす粒子やほかの種類の汚染物質も同じ役割を果たす場合がある。ある研究によると、少なくとも都市の多い湿潤な気候の地域では、週末と平日で大気汚染のレベルが変わることで、雲が形成されたり雨が降ったりする割合が変化するという。

雲の種類

 雲は、主にその高度に応じて基本的な4つのタイプに分類される。

 高層の雲は巻雲と呼ばれ、高度6000メートルまで達することがあり、形状は概して薄い。巻雲は雨を降らせることがないため晴天のしるしとなることが多く、たいていは氷で構成されている。

 高度2000メートルから巻雲の間に形成されるものが中層の雲だ。中層の雲は、その形状に応じて高層雲高積雲という名前が付いている。高層雲は平坦な形をしており、高積雲はふっくらとした形状をしている。中層の雲は嵐が近い兆候となることも多いが、それ自体が尾流雲を生み出すこともある。尾流雲とは、地上までたどり着かない雨や雪のことである。

 低層の雲は2000メートル以下にあり、気象学的には層雲という。たいていは密度が高く暗い色をしており、雨や雪を降らせるが、綿のような白い塊となって青空に点在することもある。

嵐雲

 最もドラマティックな種類の雲が、積雲積乱雲(入道雲)である。ほかの雲のように狭い範囲の高度で帯状に伸びるのではなく、劇的な高さにまでそびえ立ち、国際線のジェット旅客機が飛行する高度を楽に超えることもある。

 積雲は晴天の雲である。雷雨を起こすほど大きくなると、積雲は積乱雲と呼ばれるようになる。積乱雲は、熱い空気が噴煙のように上昇することによって形成される。その際は目に見える乱気流が雲の上部表面で起こり、まるで沸騰しているかのように見える。

 地表から水が蒸発するときに熱が放出されるのと同様、水が雲に凝縮されるときにも熱が放出される。積乱雲はこのエネルギーによって雹(ひょう)、危険な強風、稲妻、集中豪雨、そして時には竜巻さえ引き起こすことがある。

 積乱雲は高い高度まで達すると、最上部が強風にさらされて横方向へ引き延ばされるが、そのときの形状から「鉄床雲(かなとこくも)」とも呼ばれる。この雲は高度1万5000メートルまで達することもある。


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