一定期間の大気の状態
気候は天候と同義ではない。天候は短期間の大気の状態であり、気候は特定の地域における長期間の天候状態の平均的な推移を示したものである。
Photograph by Michael Melford
気候に影響を与える要素の一つは、太陽光の角度である。北緯23.5度~南緯23.5度の熱帯地方では、年に1回以上は真昼の太陽が真上にきて、光線を垂直に受けることになる。このような場所では、夏と冬の気温差が比較的小さい高温の気候になる。
北極圏と南極圏(北緯または南緯66.5度以上)では、「白夜」と呼ばれる太陽が24時間常に地平線の上にある期間と、反対にまったく太陽が昇らない期間が1年に1回ずつある。極地では夏でも太陽の位置が低いため熱帯地方のようには気温が上がらないが、季節による変動は赤道地方よりもはるかに大きい。アラスカの内陸では、気温が摂氏38度まで上がったこともある。
熱帯地方と極地方の間にあるのが温帯地方である。アメリカ合衆国本土やヨーロッパの大部分、中国、日本、オーストラリア、南アメリカ、アフリカ南部の一部などが含まれる。これらの地域には春夏秋冬という典型的な4つの季節がある。
外的要素
気候は、風や海洋、そして山の影響も受ける。
風は水蒸気を陸地にもたらす。北半球では北東から北東貿易風が、南半球では南東から南東貿易風がそれぞれ吹いている。この風が熱帯地方に集まって空気を上昇させ、雷雨や湿気、そしてモンスーンを生じさせる。
貿易風が吹く赤道の南北約30度付近では、風が比較的少ないために、水蒸気が海洋から内陸へほとんど吹き込んでこない。乾いた空気も暖められながら地表へ降りてくる。サハラやアラビア、イラン、イラク、そしてメキシコの大部分といった世界の大規模砂漠地域の多くが同じ緯度にあるのは、このためである。同様の砂漠帯はオーストラリアや南アメリカ、南アフリカといった南半球側にもある。
山は吹き付ける風を上昇させる。これによって空気が冷やされ、水蒸気が凝縮して雲になり、そして雨が降る。山の風上側には湿潤な気候が生じるが、風下側には雨陰(ういん)と呼ばれる乾燥した気候となる。
海洋は暴風雨の燃料となる水蒸気の供給源だ。緯度に関係なく沿岸地域の気温を緩和する役割も果たす。
気候区分
1900年代初頭、気候学者のウラジミール・ケッペンは世界を5つの主要な気候区分に分類した。
湿潤な熱帯気候(熱帯)は気温と湿度が高く、ステップ・砂漠気候(乾燥帯)は乾燥していて気温変動が大きい。湿潤な中緯度気候(温帯)は多くの湖や川、近くの海洋によって寒く湿った冬と、暑く乾燥した夏を持つ。この種の気候をさらに細分化したものは地中海性気候と呼ばれる。大きな大陸の中心部を包む大陸性気候(冷帯)では、ほぼ垂直に隔てられた山脈によって水蒸気の源が遮断され、季節ごとの気温変動が大きい乾燥した地域が生み出される。カナダ南部の大部分とロシア、そして中央アジアの一部がこの気候に属する。そしてケッペンの気候区分の最後の項目である5つ目が、寒冷な気候(寒帯)である。この分類体系には、後に6番目の気候として高地気候(山地・高山)が追加されている。
北極圏と南極圏(北緯または南緯66.5度以上)では、「白夜」と呼ばれる太陽が24時間常に地平線の上にある期間と、反対にまったく太陽が昇らない期間が1年に1回ずつある。極地では夏でも太陽の位置が低いため熱帯地方のようには気温が上がらないが、季節による変動は赤道地方よりもはるかに大きい。アラスカの内陸では、気温が摂氏38度まで上がったこともある。
熱帯地方と極地方の間にあるのが温帯地方である。アメリカ合衆国本土やヨーロッパの大部分、中国、日本、オーストラリア、南アメリカ、アフリカ南部の一部などが含まれる。これらの地域には春夏秋冬という典型的な4つの季節がある。
外的要素
気候は、風や海洋、そして山の影響も受ける。
風は水蒸気を陸地にもたらす。北半球では北東から北東貿易風が、南半球では南東から南東貿易風がそれぞれ吹いている。この風が熱帯地方に集まって空気を上昇させ、雷雨や湿気、そしてモンスーンを生じさせる。
貿易風が吹く赤道の南北約30度付近では、風が比較的少ないために、水蒸気が海洋から内陸へほとんど吹き込んでこない。乾いた空気も暖められながら地表へ降りてくる。サハラやアラビア、イラン、イラク、そしてメキシコの大部分といった世界の大規模砂漠地域の多くが同じ緯度にあるのは、このためである。同様の砂漠帯はオーストラリアや南アメリカ、南アフリカといった南半球側にもある。
山は吹き付ける風を上昇させる。これによって空気が冷やされ、水蒸気が凝縮して雲になり、そして雨が降る。山の風上側には湿潤な気候が生じるが、風下側には雨陰(ういん)と呼ばれる乾燥した気候となる。
海洋は暴風雨の燃料となる水蒸気の供給源だ。緯度に関係なく沿岸地域の気温を緩和する役割も果たす。
気候区分
1900年代初頭、気候学者のウラジミール・ケッペンは世界を5つの主要な気候区分に分類した。
湿潤な熱帯気候(熱帯)は気温と湿度が高く、ステップ・砂漠気候(乾燥帯)は乾燥していて気温変動が大きい。湿潤な中緯度気候(温帯)は多くの湖や川、近くの海洋によって寒く湿った冬と、暑く乾燥した夏を持つ。この種の気候をさらに細分化したものは地中海性気候と呼ばれる。大きな大陸の中心部を包む大陸性気候(冷帯)では、ほぼ垂直に隔てられた山脈によって水蒸気の源が遮断され、季節ごとの気温変動が大きい乾燥した地域が生み出される。カナダ南部の大部分とロシア、そして中央アジアの一部がこの気候に属する。そしてケッペンの気候区分の最後の項目である5つ目が、寒冷な気候(寒帯)である。この分類体系には、後に6番目の気候として高地気候(山地・高山)が追加されている。



















