北欧のデンマークは、ユトランド半島と406の島々から成る。国土の64%を豊かな農地が占め、世界で最も起伏の少ない国の1つである。ヨーロッパ大陸とスカンジナビア半島をつなぐ飛び石のような位置にあるため、デンマークは1949年の加盟以降、北大西洋条約機構(NATO)の防衛戦略に不可欠の存在となっている。また、欧州連合(EU)加盟諸国は、デンマーク産豚肉や乳製品の市場参入を認めていたが、デンマーク国民は2000年の国民投票でユーロへの参加を否決した。
1960年代以降、デンマークの産業収入は工業が農業を上回るようになった。公害が原因でロブスターの養殖が壊滅的な打撃を受けたことがきっかで、世界で最も厳しい環境基準を設けるようになった。環境面と経済面の理由から、代替エネルギー(風力、太陽エネルギー、地熱など)の利用が増えている。中でも風力の重要性が高まっており、発電用風車は重要な輸出品となっている。
コペンハーゲンには宮殿や庭園などがあり、北欧の都市の中では最も多くの観光客が集まる。また、1843年創業のチボリは世界的に有名な遊園地で、コペンハーゲンの中心に位置する。また、ユトランド半島のバイレ近くにはレゴランドがあり、レゴブロックで作ったラシュモア山が有名だ。英語は公立学校の必修科目であるため、英語を話すデンマーク人は多い。デンマークは立憲君主国であり、自治領として、ノルウェー海に浮かぶフェロー諸島と、世界最大の島グリーンランドを有する。
経済主要産業: 食品加工, 機械, 機材, 繊維, 衣料, 化学製品
主要農業: 大麦, 小麦, ジャガイモ, 砂糖大根; 豚肉; 魚
主要輸出: 機械, 精肉, 酪農製品, 魚, 薬品