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2008年度イグ・ノーベル賞、受賞一覧 |
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Brian Handwerk for National Geographic News |
| October 3, 2008 |
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偽薬にも良し悪しがある、アルマジロが歴史を改ざんしている、粘菌は思ったより賢かった――そんな一風変わった科学的功績をたたえる2008年度イグ・ノーベル賞の表彰式が10月2日夜に行われた。 イグ・ノーベル賞は、「人を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に贈られる賞で、今回が第18回の授賞式となる。会場となったハーバード大学では、1200人を超える参加者のやじが飛ぶなか、今年のテーマ「余計な研究」の栄誉に輝いた科学者らが表彰された。今回受賞した研究とその著者は以下の通りである。 イグ・ノーベル医学賞:著作「Predictably Irrational: The Hidden Forces That Shape Our Decisions(予想通りの不合理性:意思決定の隠れた要因)」の中で、「値段の安い偽薬(プラシーボ)よりも高い偽薬の方が効果が高い」ことを確認したデューク大学の経営学教授ダン・アリエリー氏に贈られた。この研究は、ジェネリック医薬品と有名メーカー製医薬品による効果の相違を示唆している可能性がある。 イグ・ノーベル文学賞:「You Bastard: A Narrative Exploration of the Experience of Indignation Within Organizations(バカ野郎:物語的手法を用いた、組織内で経験した憤慨についての研究)」という職場に関する研究を行った、ロンドンにあるCassビジネススクールのデイビッド・シムズ氏が受賞。同氏によると、人はたとえ悪い行為でも一貫性が認められれば、解釈に苦しむような行為に比べて頭にこないことが分かったという。言い換えれば、予測の付く間抜けは、予測できない危険人物ほど悩みの種にならないということになる。 イグ・ノーベル栄養学賞:風変わりな味覚の実験が選ばれた。ポテトチップを食べているときに、ポテトチップを噛む音を電子的に増幅して聞かせると、実際よりもパリパリした新鮮なスナック菓子だと誤解するという。 イグ・ノーベル認知科学賞:日本とハンガリーの科学者による“迷路を解く粘菌”の研究が栄誉に輝いた。受賞した広島大学教授の小林亮氏によると、「迷路の両端に食料を置いて粘菌を放すと、粘菌は“食パンの上のマヨネーズのように”広がるが、約10時間後には迷路の袋小路を避けて2カ所の食料間の最短経路だけに集まることが明らかになった」という。 イグ・ノーベル生物学賞:イヌに寄生するノミはネコに寄生する個体より高く跳べることを実証したフランスの科学者3人が受賞。 イグ・ノーベル考古学賞:アルマジロが考古学の発掘現場を荒らしていることを実証したブラジルの研究チームに贈られた。 イグ・ノーベル平和賞:植物にも尊厳を認める法律を採択したスイス国民を代表して、人間以外の生物工学に基づくスイス連邦倫理委員会が受賞。 イグ・ノーベル経済学賞:ストリッパーのチップ収入が排卵周期に影響されることを発見したニューメキシコ大学の研究者3人、ジェフリー・ミラー氏、ジョシュア・タイバー氏、ブレント・ジョーダン氏が功績をたたえられた。 イグ・ノーベル物理学賞:大量の糸や髪の毛は外部要因がなくとも必ずからまるという、“新ひも理論”を数学的に証明した研究チームが受賞。 イグ・ノーベル化学賞:都市伝説の解明に迫った2つのグループがダブル受賞した。1つ目のグループを率いるボストン大学医学部のデボラ・アンダーソン氏は、コカコーラは避妊に効果があるという1980年代の発見を立証。2つ目のグループである台湾の研究チームは、同じ内容でまったく逆の結論に達した研究で受賞した。 Photograph by Josh Reynolds/AP |
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