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夜型生活者に朗報がある。朝型生活者と夜型生活者の脳を調べたところ、早い時間帯では朝型の方が元気だが、持続力は夜型の方が優れているという結果が出た。
ベルギーのリエージュ大学のクリスティーナ・シュミット氏が率いる研究チームは今回、朝型あるいは夜型を自認する被験者の脳の活動を分析するとともに、1時間ごとに唾液を採取して睡眠時のメラトニン濃度も測定した。メラトニンは脳の松果腺から分泌されるホルモンであり、哺乳動物の睡眠サイクルを調節する働きを持つと考えられている。
実験中はどちらも普段通りの時間帯に眠ることが許されたが、1日の活動時間は同じになるように条件付けられた。
起床から1時間半後に集中力を要するテストを課したところ、朝型、夜型ともこの時点ではまだ同じ結果を示していた。しかし10時間後のテストでは、朝型の集中力に関連する脳の活動が大きく低下したのである。また、朝型は比較的強く眠気を感じており、テストのはかどりも悪くなっていた。
さらに1日が終わる頃には、体内時計と関連している脳の奥深くの領域で朝型は活動が鈍るようになっていた。体内時計は生物に備わっている時間測定機構であり、毎日の睡眠・覚醒サイクルを調節する働きがある。
実験の結果、朝型と夜型の分かれ目は、脳内で行われるある種のせめぎ合いにどのように反応するかが、ある程度は影響しているのではないかとの可能性が示された。覚醒時に意識を持続させる概日性ホルモンは、起きている時間が長くなるにつれて眠気を強く感じさせる生理的な誘引(睡眠圧力)に負けることがある。
今回の研究に参加したリエージュ大学のフィリップ・ペニョー氏は、「実験結果を見る限り夜型の方が午後の睡魔にうまく対処できるようだが、実生活では朝型が社会の動きに適合しやすいのではないか。朝早くに出勤しなくてはならない夜型は睡眠時間を削ることになる」と指摘する。
今回の研究は、今週発行の「Science」誌に掲載されている。
Photograph courtesy Jack Fletcher/NGS

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