マメゾウムシのメスが交尾に積極的だというのは不思議なことかもしれない。というのも、彼女たちは交尾中に恋人からダメージを受けることが多いからだ。
だが、新しい研究によると、マメゾウムシのメスは受精のチャンスを増やすためではなく、水分補給のために親密なひとときを求めている可能性があるという。
研究責任者でトロント大学ミシサガ校のクラウディア・ウルシュプルング氏は、「私たちはメスの行動に興味を持った。マメゾウムシのオスは交尾中にメスにダメージを与えることで知られているが、それでもメスは交尾を繰り返そうとしている。射精された液体からメスが食物や飲み物を摂取しているかどうかを確かめようとした」と言う。
今回の研究は「Behavioral Ecology and Sociobiology」誌の最新号に掲載されている。
ウルシュプルング氏のチームでは、79匹のマメゾウムシのメスを8日間、3つのグループに分けてケース内に閉じ込め、それぞれに食物と水の両方、食物のみ、水のみを与えた。食物のみで水を与えなかったグループのメスは交尾を求める傾向が高かったが、水を与えられたグループのメスは交尾への欲求が少なかった。
マメゾウムシは乾燥した環境に生息するため、このような奇妙な戦術を進化させたのではないかと研究チームは推測している。共同研究者でトロント大学のダリル・グウィン氏は、「交尾を成功させるための“わいろ”のようなもので、メスに確実に子孫を産んでもらう方法だ」と話す。
ダービー大学の昆虫学者カリム・バヘド氏は、「別の説明として次のようにも考えられる。水分が足りないメスは精子貯蔵のコストに対応しにくいため、貯蔵できる精子の数が少なくなる。そのため、水分よりも精子の数を増やそうとして再交尾するのかもしれない」と述べている。
Photograph courtesy of Fleur Champion de Crespigny

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