April 7, 2009
NASAが公開した新しいX線画像に、手の形をした奇妙な星雲が映し出された。まるで近くのガス雲をつかもうとしているように見える。
チャンドラX線天文衛星がとらえたこの画像は、パルサー(B1509)から活発な粒子が噴き出している様子である。パルサーは超大質量の恒星が超新星爆発を起こした後に取り残された中心核であり、高速で自転している。
およそ1700年前に誕生したと考えられるB1509は、地球から約1万7000光年の距離に位置している。その直径はわずか19キロほどで、1秒間に約7回転という高速自転を行うため、噴出する粒子から150光年という範囲に及ぶ星雲が作り出されている。
この星雲の奇妙な形状は、B1509の速い自転速度が要因となったようだ。指に見える部分は、オレンジや赤色で輝いている近くのガス雲にエネルギーを供給しているものと思われる。
Image courtesy NASA/CXC/CfA/P. Slane et al.