長い間、ステゴサウルス科の恐竜化石は背中の骨板と尾のスパイク、短い前肢、そして短く太い首で特定されてきた。ところが今回、古生物学者たちがポルトガルで発見した1億5000万年前のステゴサウルスは、首の長さが1.8メートルにも及ぶ。
ミラガイア・ロンギコラム(学名:Miragaia longicollum)と名付けられたこの新種の首は、せいぜい1メートルほどしかない平均的なステゴサウルスの首よりかなり長い。6メートルの体長に比べても長すぎる。
ミラガイアは頸椎(けいつい)、つまり首の骨を17個も持つ。普通のステゴサウルスより5個、現代のキリンより10個多い。「ステゴサウルスの首が伸びたことは、恐竜の進化における柔軟性と変化への適応力を表している」と、今回の研究を率いたポルトガルにあるリスボン新大学のオクタビオ・マテウス氏は言う。
「ミラガイアは長い首を持っているが、ほかのステゴサウルスと大きく違っていたわけではない」と、マテウス氏は推測する。おそらく、高い場所にあるものを食べていただけだという。例えば、ソテツと総称されるシダのような植物は恐竜の主食になっていた。
ロンドンにある自然史博物館の古生物学者ポール・バレット氏は今回の研究を次のように指摘する。「ソテツは低木というイメージがあるが、実は多様な生育の習性を持つ。ミラガイアは、他のステゴザウルスが届かない高い場所にあるソテツを常食にしていた可能性がある」。
この新種のステゴサウルスについては、25日発行の「Proceedings of the Royal Society B」誌に掲載されている。
Photograph courtesy Octavio Mateus/Nova de Lisboa University; illustration courtesy Alam Lam/Nova de Lisboa University

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