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大きく広がった団子鼻に長い腕、先の曲がった爪を持ち、全身が白っぽい生命体。9月にこの生物を発見したとき、5人の少年はてっきりパナマの小川で“エイリアン”と遭遇してしまったのだと思った。
「川の中にいたら、何かに足をつかまれたような気がしたんだ」。パ
ひたすら痛めつけて死んだと思った少年たちは、それを再び水の中に放り込んでその場を離れたが、しばらくして戻って来て、岩の上に伸びて動かなくなっていた死骸を写真に撮ったという。この“エイリアン”の死体の画像をインターネット上に掲示すると、すぐに“パナマのET”というニックネームがつけられた。
しかし、解剖により真実が明らかになった。エイリアンと思われた生物は、実はナマケモノの一種で、少年たちに発見される前に既に死んで腐敗が始まっていたのだ。
ブラジルのリオデジャネイロにあるニテロイ動物園の獣医アンドレ・セナ・マイア氏は、「水のない場所で動物の死骸がどう見えるかなら、ほとんどの人が知っている。しかしこの死骸は水中で何かにひっかかっていたため、少年たちには川の流れの具合で生きているかのように見えてしまったのだろう」と推測する。
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同庁の保護区・野生生物課の獣医メルキアデス・ラモス氏は、「検死解剖でも明らかなように、体中に痛めつけられた外傷がある。写真の状態から、死骸は発見される2日ほど前から水中にあったのではないかと推察される」と語った。
またニテロイ動物園のマイア氏によれば、地球上のものとは思えないような外見になるのも、水に浸された動物の腐敗の過程としては普通のことらしい。水によって脱毛が加速され、皮膚にも光沢が出るのだという。さらに、死骸の腐敗を進めるバクテリアから発生したガスが臓器を膨張させたことが、この生物の姿をますます異様なものにした。
種が特定された後、ナマケモノはANAM職員の手により埋葬された。









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