June 20, 2012
燃やされたタイヤの煙が立ち込める中、インドネシア人男性が抗議の声を上げている。2012年に入り、政府が石油燃料を33%値上げする改革案を発表。8万人以上の市民が街頭に繰り出し、ときには暴力的なデモを行った。その結果、政府は値上げの撤回を余儀なくされている。
燃やされたタイヤの煙が立ち込める中、インドネシア人男性が抗議の声を上げている。2012年に入り、政府が石油燃料を33%値上げする改革案を発表。8万人以上の市民が街頭に繰り出し、ときには暴力的なデモを行った。その結果、政府は値上げの撤回を余儀なくされている。
インドネシアのガソリン価格は、政府の補助金によりアジアで最も低い水準にある。その額は2010年に160億ドル(約1兆2700億円)に上り、財政赤字を肥大化させている。インドネシアはかつて石油の純輸出国だったが、現在は需要を満たすため輸入に大きく依存し、世界的な高値が負担となっている。
そこで政府は、石油から安価な天然ガスへの切り替えを促進し、補助金コストを減らそうと考えている。国際持続可能開発研究所(International Institute for Sustainable Development)の報告書によれば、家庭で調理に使う灯油を液化石油ガス(LPG)に変更するプログラムでは、既に補助金の大幅削減に成功しているという。
さらに、ジャワ島とバリ島を中心とする地域で多数の車の燃料を圧縮天然ガス(CNG)や液化天然ガス(LNG)に切り替え、スタンドなどのインフラも整備する計画を立てている。もし成功すれば、全国に展開する予定という。
Photograph by Binsar Bakkara, AP