June 2, 2011
海藻の模型そっくりに、2本の触腕をかざしてカモフラージュするヨーロッパコウイカ(左)。コウイカの擬態能力を調べているアメリカ、マサチューセッツ州にあるウッズホール海洋生物学研究所の生物学者ロジャー・ハンロン氏によると、緑色の海藻の写真を見せても同じ反応を示したという。
海藻の模型そっくりに、2本の触腕をかざしてカモフラージュするヨーロッパコウイカ(左)。コウイカの擬態能力を調べているアメリカ、マサチューセッツ州にあるウッズホール海洋生物学研究所の生物学者ロジャー・ハンロン氏によると、緑色の海藻の写真を見せても同じ反応を示したという。
多くのコウイカをはじめ他のイカやタコでも、そばにある物体に合わせてポーズを取り、体色を素早く変化させて、捕食動物の襲撃を避ける習性が知られている。
しかしハンロン氏によると、コウイカの擬態が視覚情報を基にしていると確認できたのは、今回の実験が初めてだという。「擬態能力は、生物学的な研究があまり進んでいない。われわれの研究がきっかけになって、他の動物の擬態にも注目が集まるようになればうれしい」。
今回の研究は、「Proceedings of the Royal Society B」誌オンライン版で5月11日に公開された。
Photograph courtesy Justine Allen, Marine Biological Laboratory