March 11, 2010
火星のアラビア大陸(Arabia Terra)地域にある、経年変化で凹凸が“裏返し”になったクレーター。地球の南極海に浮かぶ変わった形の円形氷山のようにも見える。
このような逆さまクレーターは、隕石の衝突によって生まれた盆地が堆積物で埋まり、堆積物の周囲にある物質の侵食が先に進行した場合に形成されると考えられる。
今回の高解像度着色画像は、火星探査機マーズ・リコナイサンス・オービタ(MRO)が収集したデータが累計100テラビット(兆ビット)を突破した記念として、2010年3月3日にNASAが一般公開した(撮影日は1月29日)。MROは6種類の観測装置を搭載しているが、この画像を撮影したのは高解像度カメラHiRISEである。
Image courtesy NASA/JPL-Caltech/University of Arizona