January 25, 2010
低コストで容易に構築できるメリットがある海水温室の略図。さまざまな環境技術を用いて砂漠をオアシスに変える計画、サハラ緑化プロジェクト(Sahara Forest Project)を成功に導く鍵として期待されている。
図のように、まず熱い外気を海水で冷却・加湿し、室内に取り入れて作物の成長を促す。その後、太陽熱で加熱する海水が流れる蒸発器を通過して暖められ、湿度の高い空気となる。今度は冷たい深層海水が流れる何本ものチューブで冷却し、チューブの周囲で凝縮した真水を収集して貯水槽に蓄える仕組みになっている。
凝縮して真水となるのは湿った空気の10~15%に過ぎないが、それ以外は室外へ排出され、周囲の樹木の生育条件を改良するために使われる。「海水温室の周囲にも緑が広がることになる」と、国際的環境問題に取り組むベローナ財団のフレデリック・ハウゲ氏は話している。
Image courtesy Sahara Forest Project