December 11, 2009
アメリカ、ニューメキシコ州で発見された新種の恐竜タワ・ハラエ(Tawa hallae)がそれ以前に生息していた恐竜と共通の特徴を持つことから、最初期の恐竜は現在の南アメリカで進化した可能性がある。今回の研究によると、恐竜は南アメリカで鳥盤類(図ではトリケラトプス)、竜脚形類(同アパトサウルス)、獣脚類へと急速に枝分かれし、今から2億2000万年以上前に次々と世界各地へ広がっていった。
タワの化石は、ほぼ同時期に現在のニューメキシコ州に生息していたことが確認されているほかの2種類の獣脚類の化石と並んで発見された。ただし、これら3つの種は系統としてはそれぞれ大きく離れている。
むしろ「それぞれが血筋という点で最も近いのは南アメリカの種だ」と、2009年12月に発表された今回の研究の共著者であるテキサス大学オースティン校のスターリング・ネスビット氏は話す。これは、獣脚類が現在の南アメリカで異なる種へと枝分かれしてから外部へと移動したことを示す重要な証拠となる。
スミソニアン研究所国立自然史博物館のハンス・ディーター・スーズ氏は、「考えてみると、それほど驚くことではない。当時はパンゲアという超大陸ひとつの世界で、恐竜が各地へ拡散するのを妨げる大きな障害物もほとんどなかったのだから」と語っている。
Image courtesy Zina Deretsky, National Science Foundation