November 25, 2009
1890年代にベネット湖で撮影された外輪式蒸気船A.J.ゴダード号。19世紀末から20世紀初頭にかけて続いたカナダ、クロンダイクのゴールドラッシュ当時、ユーコン準州の湖や川で荷船をひいていた。当時アメリカは経済不況の真っ直中で、一攫千金狙いの多くの人々が北の国境を越え、カナダ内陸の荒野へとなだれ込んだ。
映画で有名な蒸気船「アフリカの女王」号をほうふつとさせるこの船は全長15.2メートル。アメリカのサンフランシスコで部材を製造後、現地カナダで組み立てられた。海事考古学者ジョン・ポラック氏によると、設備の無い場所での組み立てを想定したユニークな構造が見られるのは現在この沈没船だけだという。
Photograph #P34-009 courtesy Charles H. Metcalf Collection, Alaska State Library