November 24, 2009
“ダンボ”の愛称で呼ばれるタコに似た新種の生物。大きな耳のように見えるヒレを使って、深さ1000メートルを超える深海の闇の中を泳いでいる。
“ダンボ”は、「海洋生物のセンサス(Census of Marine Life)」プロジェクト(CoML)の一環として大西洋中央海嶺で最近実施された調査で捕獲された。CoMLでは現在までに、太陽の光が届かない深海に生息する数千種類の生物を登録しており、このダンボもそのひとつである。“ダンボ”は体長2メートル、体重6キロとジャンボサイズで、これまでに見つかったタコ型の生物としては最も大きい。
「深海は、地球上で最大の連続した生態系であり、最大の生息領域でありながら、最も研究が遅れている場所でもある」と、CoMLの探査メンバーであるウッズホール海洋研究所のクリス・ジャーマン氏は語っている。
CoMLは、10年計画で海洋生物の調査と記録を行い、理解を深めることを目的とした国際調査プロジェクト。210件を超える探査プロジェクトが実施され、地球の海全体の95パーセントを占める、探査がほとんど進んでいなかった海域の調査と記録を行っている。最終報告は2010年10月に公表される予定。
Photograph courtesy Census of Marine Life