November 11, 2009
欧州宇宙機関(ESA)の火星探査衛星マーズ・エクスプレスが撮影した火星表面(11月6日公開)。最新の高解像度画像にはさまざまな地形が写っているが、その中に直径35キロの衝突クレーターがあるのがわかる。太古の昔に形成されたとみられ、流水の侵食を受けている可能性が高いという。
マーズ・エクスプレス搭載の高解像度カメラが焦点を合わせたのは、火星のカセイ谷(Kasei Valles)とサクラ・フォッサ(Sacra Fossae)の間の地域である。付近には、活発な地殻変動によって断層内の岩盤が粉砕されている“破砕帯(はさいたい)”だった場所もある。科学者たちは、この地域で以前に地下侵食が起こったと考えている。地下侵食とは地下の岩石が水に侵食される現象のことで、その上の地層が無秩序に崩落する原因になる。
Photograph courtesy FU Berlin/G. Neukum/DLR/ESA