October 30, 2009
塩性湿地に生息するコモリグモのメス(撮影日不明)。生存能力を調べる実験で水中に沈められ、溺死寸前の状態にある。この個体を含む120匹が“被験者”となった。
水没したコモリグモは昏睡状態で最大36時間生き続けたが、その後は全滅したように思われた。しかし実験開始から40時間後にすべての個体を水から引き上げ、体重測定のために乾燥させておいたところ、溺死したはずの被験者が数時間後には息を吹き返したのである。この強者ぶりには研究者も驚いたという。
研究チームのリーダーを務めたベルギーのヘント大学のクモ学者ジュリアン・ペティヨン氏は、「水中に沈められた節足動物が昏睡状態から回復した例は今回が初めてだ」と2009年4月にコメントしている。
Photograph courtesy Sonia Dourlot