October 21, 2009
NASA主催の2009年度月面掘削ロボットコンテスト(Regolith Excavation Challenge)で優勝した遠隔操作式ロボット。マサチューセッツ州ウースターに拠点を置く研究グループ、ポールズ・ロボティクス(Paul's Robotics)が設計したもので、レゴリスと呼ばれる微細な粉末状の月面の砂を模した437キロの砂を30分以内にコンテナに積み込む競技で第1位となった。今年で3回目となるコンテストは10月18日、カリフォルニア州モフェットフィールドにあるNASAのエイムズ研究センターで開催された。
スポンサーである非営利団体カリフォルニア・スペース・オーソリティ(CSA)のコンテスト運営担当者によると、ここで試されるのは、何十キロものレゴリスをすくい上げるための頑丈さ、レゴリスに覆われた月の地表を動き回る駆動力、そして操縦性を高めるための軽量性だという。
将来、人間が月面基地の建設の準備を行う際、このような月の表土を運搬する機械が必要になるだろうと、CSAのスポークスマン、エリック・ダニエルズ氏は話す。建設作業だけでなく、酸素や水素などの必要資源を採る際にもレゴリスを掘る必要が出てくるだろう。
「このように様々な掘削機械の設計を重ねていく過程で、必要な動力やエネルギーに革命を起こすイノベーションや斬新なアイデアを誰かが考えつくことを願っている」とダニエルズ氏は述べた。
Photograph courtesy Jamie Foster, California Space Authority