September 2, 2009
昔から観測対象として人気の高い三裂星雲の最新画像(2009年8月26日公開)。チリにあるヨーロッパ南天天文台(ESO)の観測施設、ラ・シヤ天文台とパラナル天文台の撮影データから合成された。明るく輝くガスとちりの雲を暗黒の帯が切り裂いている。
1764年に発見されたこの三裂星雲は、実際には種類の異なる3つの星雲の結合体である。左上の青い反射星雲は近くの恒星の光を反射している。青い領域で最も明るく輝いているのが、光源となっている最大の恒星だ。ピンク色の輝線星雲の内部では、活発に活動している多くの若い恒星が水素ガスを暖めている。その輝線星雲を十字に切っている暗黒星雲は、星間ガスやちりなどの恒星誕生時の残骸が重力によって引き寄せられて密集している領域に影として浮かび上がる。
Image courtesy ESO