July 2, 2009
マンタの呼び名で有名なオニイトマキエイが口を大きく開け、プランクトンに満ちた海水を吸い込む。インド洋に浮かぶモルディブ諸島の1つ、ハニファル島近くで撮影された(撮影日不明)。5月から11月にかけてハニファル・ベイには、マンタや世界最大の魚類ジンベエザメなど何百匹という巨大魚が集まる。潮の干満がオキアミとプランクトンを海水表面に押し上げ、“食べ放題のレストラン”が開店するためだ。
2009年6月にモルディブ共和国は、海洋保護区として新たに海域3カ所を指定した。ハニファル・ベイをはじめ、マンタとジンベエザメの貴重な餌場となっている場所だ。新しい保護区では漁業、船の速度、ゴミの投棄が規制されるが、ダイビングとシュノーケリングは一部許可される。「このような健全な観光産業が活気づけば、漁業に取って代わる新たな生活の糧となるだろう」と専門家は語る。
「政府は、モルディブの希少な生物多様性の保護と保全に力を入れている。海の環境は我が国にとって経済の基盤であり、最大の産業である観光と漁業を支えている」と、同国の環境大臣モハメド・アスラム氏は述べた。
Photograph by Thomas P. Peschak, NGS Image Collection