June 10, 2009
プエーブラミルクヘビが透明板の上を前進する。下から偏光(振動方向が規則的な光)を当てると、かかった力の強さに応じて光弾性(ひかりだんせい)のゼラチン状の表面が白く光る(撮影日時不明)。移動中のヘビが最も力を入れている部分に光が集中している。この実験により、移動速度を速めるためにヘビがどのように体重を移動させているかが解明できる。詳細は2009年6月の学会で発表された。
「ヘビは、移動するときには体全体を地面にぴったりつけているわけではない。アルファベットの“S”の字に曲げて置いた靴ひもに例えると、“S”の湾曲部分はわずかに宙に浮き、残りの部分で自重を支えている」と、研究チームのリーダーでアメリカのジョージア工科大学准教授で機械工学が専門のデイビッド・ヒュー氏は語った。
つまり、この体勢から、次は浮いた部分に自重をかけていく、それを繰り返して、ヘビはさらに速く進むことができる。
同氏はさらに、「人間も同じ方法で移動する。体の右側に体重をかけて一歩踏み出し、その右足で体を支え、前に進む勢いがつく」と説明した。
Photograph courtesy David Hu