June 4, 2009
“アスペラトゥス”雲がニュージーランド南島の上空を進んでいる(撮影日不明)。アスペラトゥス(asperatus)はラテン語で「rough(荒い、粗い)」を意味する。この新種類の雲はいまだに謎の存在だが、専門家は“大荒れの”アスペラトゥス雲の下では、それまで安定していた暖かい空気と冷たい空気の層が強風によってかき乱されているのではないかと考えている。
アスペラトゥス雲は、世界気象機関(WMO)の国際雲図帳で1950年代以来の新しい分類となるかもしれないと、雲を愛でる会(Cloud Appreciation Society)の創設者ギャビン・プレイター・ピニー氏は話している。
国際雲図帳が前回増補されて以降、衛星画像の登場によって、気象学者は天候をより広い視野で見られるようになり、狭い範囲での雲の形成にはさほど注意を払わなくなっていた。しかし、「その流れが逆に向き始めている」とプレイター・ピニー氏は言う。これは、一部には天候変化の予測において小規模な雲は予測不可能と見なされているためだ。
Photograph courtesy Merrick Davies