May 29, 2009
生物種探査国際研究所が5月22日に発表した2008年度の注目すべき新たな生物種トップ10の中の一つ、世界一長い昆虫「チャンズ・メガスティック」(Chan's Megastick、学名:Phobaeticus chain)。ナナフシの一種で、その名は発見者であるチャン(Datuk Chan Chew Lun)氏にちなみ「チャンの巨大な枝」を意味する。
世界中で発見もしくは新たに分類される新種は毎年1万5000~2万種あると言われる。アリゾナ州立大学の生物種探査国際研究所(International Institute for Species Exploration)は世界中の科学者の協力を得て、その中から“トップ10”を毎年発表している(認定基準は非公開)。
イギリス、ロンドンの自然史博物館では、2800万点の標本でいくつもの引き出しや保管用コンテナが埋め尽くされている。写真の標本は体長が60センチ近い。昆虫用の引き出しを1匹で占領し、しかも、斜めにしなければ収まらないほどだ。
「ナナフシの仲間はどれも印象的だが、この大きさは本当に驚異的だ。ほかの生物では、このような発見はほとんど考えられない。その驚きは、ジャイアントセコイアやシロナガスクジラの新種、またはそれ以上と言えばわかってもらえるだろうか」と、生物種探査国際研究所所長のクエンティン・ウィーラー氏は語る。
Photograph courtesy Natural History Museum via AP