April 23, 2009
緑色に光り輝くオリオン星雲。赤外線の周波数を分析したところ、オリオンの分子雲内部に星の形成領域である育星場(stellar nursery)が隠れている可能性が示された。今回の調査は過去最大規模のもので、太陽系と同じく天の川銀河のオリオン腕の中にある同星雲周囲における星の誕生を解明するために行われた。
「星の誕生を示唆するガスの流れ、“ジェット”が天の川銀河の一部から噴出した例が、110以上確認されている。それぞれのジェットは秒速数十キロから数百キロのスピードで噴出し、何兆キロにもわたる星間空間に広がっていく」と、連合天文センター(JAC)のクリス・デービス教授は語る。同氏は世界中の研究者と協力して今回の調査を行った。
研究者たちはジェットを分析することで、その噴出の基となっている星を多く発見することができた。この調査によって、星の誕生と成熟の早さについて、新たな見解が加えられるかもしれない。
Photograph courtesy UKIRT/JAC, Spitzer Telescope