Sara Goudarzi
for National Geographic News
September 22, 2008
南太平洋に浮かぶフィジー諸島中央部で、フィジーイグアナの新種が見つかった。学名は、フィジーで「こんにちは」を意味する“ブラ(bula)”にちなんで「Brachylophus bulabula(フィジーイグアナ属ブラブラ)」と名付けられた。通称“ブラブラ”は爬虫類に属し、鼻の部分が黄色い。また、中央太平洋地域で発見された現存するイグアナの種としてはブラブラが3番目にあたる。
過去のデータから、この地域のイグアナには遺伝子的差異があることが科学者の間では知られていたが、およそ2年前に初めて、カリフォルニア州サンディエゴにあるアメリカ地質調査所研究員の動物学者ロバート・フィッシャー氏が博物館に保存されていた標本の調査を開始した。そして同氏は、ブラブラとほかのイグアナ2種との間に身体的差異があることに気づいた。
ブラブラの鼻は明るくはっきりして、首周りにはU字型の帯模様がある一方、ほかの2種の首周りにはどちらもV字型の帯というよりはむしろ染みのような模様がある。また、ほかの2種が乾燥した森林に生息するのに対し、ブラブラは森林の湿地帯に生息するという違いもあった。
同氏は「まだイグアナを探していない島がたくさん残っている。ほかのフィジーの孤島にも足を運べば、さらに新種が見つかるかもしれない」と話している。
この研究は、Philosophical Transactions of the Royal Society B(イギリス王立協会発行の学術誌)の最新特別版で発表された。
Photograph by Paddy Ryan/Ryan Photographic