May 12, 2009
ビーチで一日を過ごすには快適な季節を迎えたが、先史時代の海の浅瀬では、巨大な三葉虫が最大1000匹の群れを成して歩き回っていたようだ。
三葉虫は既に絶滅した海生の節足動物で、写真の化石標本は体長が90センチある。今回ポルトガル北部で新たに発見された4億6500年前の化石は、今までで最も大きな三葉虫のものだ。
科学者たちによると、三葉虫は繁殖や外骨格の脱皮を行うため、また捕食動物から身を守るために群れを成していた可能性があるという。カブトガニの遠い仲間にあたる三葉虫が、古生代(5億4200万~2億5100万年前)に他の節足動物より繁栄した理由は群れで行動していたおかげかもしれない。
だが、たとえそうだとしても30センチ以上の化石標本が完全な形で見つかるのは珍しい。研究結果は、「Geology」誌の最新号に掲載されており、そこには“注目すべき”発見と書かれている。
三葉虫は、オルドビス紀の南半球に存在した巨大な超大陸、ゴンドワナ周辺の高緯度地域や南極付近に生息していた。「Geology」誌によると、今回見つかった三葉虫がこれほどの大きさになったのは、酸素が多く水が冷たい生息環境のおかげだったかもしれないという。
しかし結局、三葉虫たちも絶滅を免れることはできなかった。数億年前、生息地に“致命的”なほど酸素濃度の低い水が大量に、それも突然流入したことが原因と考えられている。
Photograph courtesy Artur Sa