地球環境の変化を追う観測ネットワークがアメリカに構築されようとしている。多大な成果を天文学にもたらしたハッブル宇宙望遠鏡のプロジェクトのように、生態学にも大いなる貢献が成されるだろうと今から期待が集まっている。
1991年以降、ハッブルの生データはオンラインカタログを通じ、プロの研究者や教育者、一般の科学者に公開されてきた。「一般の人でもデータにアクセスし、自分の研究ができる」と、ハッブルの広報担当者レイ・ビラード氏は説明する。「税金を支払っているのだから当然だ」。
アメリ
プログラムでは、アメリカ国内の既存の施設を結び付けることになっている。これらの施設では、航空機や衛星、地上のセンサー、研究室で自然環境における活動や現象をモニターしている。プログラムの目的は、気候や生物多様性、侵略的な外来種といった環境問題にかかわる変化を調べることだ。
使用される施設の候補は20カ所あり、それぞれ調査対象の生態系が異なる。カリブ海北東に位置するプエルト・リコの新熱帯からアメリカ、ロッキー山脈北部の寒く乾いた山までと、まさに多様だ。
アメ
プログラムに初期から参加するモンタナ大学の生物学者キャロル・ブルーアー氏によると、一般の人がNEONを利用すれば、科学者のフィールドワークに協力することもできるという。「科学関連の市民活動に参加すれば、自然界への知識が高まると同時に、科学や自然、さらには環境の形成における人間の役割について理解を深めることができる」とブルーアー氏は語った。
NEONについては、「Science」誌2月27日号で紹介されている。
Image courtesy NEON, Inc.; modified from a 2007 image by Nicolle Rager Fuller, National Science Foundation

印刷用ページ
友人に教える





















