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海と共存する方法を見つけよう

 私たちの多くが浜辺を愛している。新鮮な、海の香りのする、つま先の間の砂、繰り返し打ち寄せる波。しかし、海が私たちにもたらすものは、日常生活から解放されるひとときの休息だけではない。ブルー・フロンティア・キャンペーンの代表であるデイヴィッド・ヘルバーグ は、「海を救う50の方法」で次のように述べている。「熱帯雨林は地球の肺に例えられるが、実際には、世界の海で小さなプランクトンが大気中の二酸化炭素の大半を吸収し、私たちの生存に必要な酸素の70%を生産している」。ヘルバーグは著書で、海に行かなくても実行できるいくつかの方法を提案している。

水中でからまるマングローブの根
水中でからまるマングローブの根

 化石燃料をエネルギー源や輸送に使用すれば、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)が排出される。また石炭を燃料とする発電所は、神経毒性の水銀、スモッグや酸性雨の成分となる一酸化硫黄(SO)、スモッグや酸性雨に含まれる二酸化窒素(NO2)を排出する。このような有毒成分は、雨によって湾や海に運ばれる。

 二酸化炭素だけでなく、スモッグに含まれる二酸化窒素も、自動車の排気ガスから発生する。ヘルバーグは、海のデッドゾーン(酸欠海域)ができる原因となる窒素の増加について、その25%以上が二酸化窒素の排出による可能性があるとしている。

 また、海が抱えているのは、温室効果ガスや有毒物質だけの問題だけではない。「海中のプラスチック類は、ほとんどが陸からきたものだ」とヘルバーグは言う。絶滅の恐れがあるウミガメなどの野生生物がビニール袋をクラゲと間違えて飲み込み、死に至ることも多い。それ以外のプラスチック類は海中にとどまって細かなちりとなり、毒を含んだスポンジとなる。ポリ塩化ビフェニルやDDTなど有毒の化学物質を吸収してしまうからだ。このようなプラスチックのちりに海水の何万倍もの毒性物質が凝縮され、私たちが食べる魚に蓄積されるのだ。

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