淡水の生態系は、人間にとって飲料水の供給源であり、生きていくために不可欠なものだ。また、世界の魚の種の40%以上が生息している場所である。そのような貴重で重要な存在であるにもかかわらず、世界各地の湖、河川、湿地帯の多くが人間により深刻な影響を受け、陸上の生態系を大幅に上回る速さで消滅している。約1万種の淡水魚のうち20%以上がここ数十年の間に絶滅、または絶滅の危機に瀕しているのである。特に雨水を小川や湖に分ける分水界は、非常に汚染に弱いので注意が必要だ。
淡水域に差し迫る脅威
- ダムや排水路を建設すると、魚の移動経路が遮断され、その水域に生息する動植物の環境が破壊される。
- 人間が取水すると、動植物の生息環境が縮小し、その質も低下する。
- 農地や市街地から流出する水によって、淡水域の水質が悪化する。
- 開発のために湿地帯を干拓すると、動植物の生息環境が奪われる。
- 乱開発と汚染によって地下水の供給量が減少する恐れがある。
- 外来種が侵入すると、在来種の動植物に悪影響を及ぼす恐れがある。
- 地球温暖化が壊滅的な洪水や干ばつをもたらす可能性がある。
淡水域を守るための対策
- ダムの建設を制限する。
- 農家が農薬の使用を削減する意欲を高めるための奨励措置を講じる。
- 湿地帯に保護区域を設ける。
- 人間のためだけの取水を規制する。
















