グリーンイグアナはアメリカ大陸で最大のトカゲの一種であり、平均体長は2メートル、体重は5キロだ。また、アメリカではペットとしても人気があるが、その飼育方法はかなり難しく、事実、飼育されるイグアナの多くは1年以内に死んでしまう。また飼い主が逃がしたり、爬虫類保護団体に持ち込んだりするケースも少なくない。
グリーンイグアナの生息範囲は非常に広く、メキシコ北部の熱帯雨林から、中央アメリカ、カリブ海の島々、そしてブラジル南部にまでわたる。生涯のほとんどを林冠(森林の上層部)で過ごし、地上に降りるのは非常にまれで、交尾や産卵、または別の木へ移動するときだけだ。基本的に草食で、日中に活動し、葉や花、果実などを食べる。通常は、水辺に生息しており、泳ぎがとてもうまい。危険を感じると、高い枝から下の水へ跳び込んで逃げる。12メートルもの高さから地面へと飛び降りて逃げることもある。
どっしりとした体で鈍そうな容貌だが、地上でも動きは俊敏だ。強いアゴと鋭い歯、とがったしっぽを持ち、体の半分の長さのしっぽをムチのようにしならせて敵を追い払う。しっぽをつかまれるとしっぽを切るが、新しいしっぽが生えてくるので傷が残ることはない。
イグアナ科に属するものには、ほかにフィジーイグアナやサバクイグアナ、ガラパゴスウミイグアナなどがいる。外見や習性、絶滅危惧状況は、種によって異なる。