ビルマニシキヘビは、その美しい模様と成長の速さと普段はおとなしい性質から、爬虫類愛好家に人気の大型ヘビだ。しかし残念なことに、獲物を絞め殺せるほどに大きくなるヘビであるのに、適切な世話をしてもらえず、野生に戻されることも多い。飼い主を攻撃することがあり、時には死に至らしめることもある。
ビルマニシキヘビは本来、東南アジアのジャングルや草深い湿地帯に生息しており、地球上で最大のヘビの一種である。体長は7メートル以上、体重は90キロ、胴まわりは電柱ほどの太さにまで成長する。若いうちは木の上で過ごすことが多いが、成長するにつれて体の大きさと重みで木に登ることが難しくなり、主に地上で過ごすようになる。泳ぎも得意で、息継ぎなしで30分間も水中に潜っていられる。
肉食で、主に小型の哺乳動物や鳥を食べる。目はほとんど見えないが、舌を使ってにおい物質を感じ取り、アゴ近くにある熱感知器を使って獲物に忍び寄る。鋭い歯で獲物を捕まえ、体を巻き付けて締め上げ、窒息させて殺す。上下のアゴをつなぐ弾力のある靭帯のおかげで、獲物を丸のみすることができる。
単独で行動し、複数でいるところが見られるのは、一般に春の交尾期のみだ。メスは1度に最多で100個もの卵を産み、2〜3カ月にわたって卵を抱く。卵を温めるために、筋肉を継続的に収縮させたり震わせたりする。
生息地の破壊やペット業界での需要が続いていること、皮や肉をねらった密猟のために個体数が減少しており、この美しいヘビも絶滅危惧種に指定されている。