アライグマは何でも食べることができるため、あらゆるところに生息している。この哺乳類は、森林や沼地、草原などのほか、人間の住む市街地にまで現れるなど、適応性に優れており、器用な前脚と長い指を使ってさまざまなエサを探して食べる。
アライグマは水中で待ち伏せをして狩りをすることが多い。アライグマは夜行性で、前足でザリガニやカエル、そのほかの水中生物を素早く捕らえる。陸上では、ネズミや昆虫を巣穴から引っ張り出したり、巣の中に侵入して卵を盗んだりする。また、果実や植物のほかに家庭菜園や畑の作物までも食べあさり、人間のゴミ箱を空けて残飯を食べることすらある。
ねぐらにもこだわりを見せない。木の穴や倒木、家の屋根裏など、どこにでも巣を作る。メスは夏の初めに1〜7匹の子を産む。子どもは通常約2カ月間、高い木の穴の中で過ごすが、子どもが成長するにつれ、母も子も地上に下りてくる。
春になると、北部地域に住むアライグマは脂肪を蓄えるため、ひたすらエサをむさぼる。そして、冬はほとんど巣穴冬眠する。北アメリカのアライグマのほかに6種類のアライグマがいるが、ほとんどの種類は熱帯の島に生息している。