タテゴトアザラシはほとんど海で生活していて、陸で過ごすことはまれだ。極寒の海を泳ぎ、魚や甲殻類を捕食し、最長で15分間潜水することができる。タテゴトアザラシは、その淡黄色または灰色の背中と、わき腹にある黒いサドルのような模様ゆえに、別名サドルバックアザラシとも呼ばれる。
タテゴトアザラシのオスとメスは、毎年、繁殖場所であるカナダのニューファンドランド島やグリーンランド海、白海に戻ってくる。オスはその鋭い歯と力強いヒレ足で、つがいのために縄張り争いをする。
交尾が終わると、メスは出産のために群れを作る。タテゴトアザラシの子どもは氷の上で生まれ、母親はそのにおいで自分の子どもを識別する。アザラシの子どもは、雪のように白い毛で有名だ。このふわふわした毛は非常に価値があり、2世紀にわたり捕獲され続けてきた。ここ数十年間、ニューファンドランド島などの繁殖地は、狩猟者と環境保護・動物保護活動家の争いの場所となっている。以前に比べると規制はされているものの、タテゴトアザラシは最も商業価値のあるアザラシとして、現在でも毎年、何万頭も捕獲されている。