ウッドチャックはリス科で最大の動物である。グラウンドホッグとも呼ばれ、14種類いるマーモットの一種だ。地面の上にいることが多いが、木に登ることも泳ぐこともできる。野原や道路、川辺などの、森林と隣り合っている場所に多く生息している。草などの植物、果実や樹皮をエサとしている。ガーデニングをする人々にとっては、ウッドチャックは悩みの種となっている。ウッドチャックが、夏や秋に庭全体を食い荒らしてしまうからである。
ウッドチャックは満腹するか飢えるかという極端な生活を送っており、夏の間は脂肪を蓄えるためにエサを食べ続ける。初霜が降りると地下の巣穴に入り、蓄えておいた脂肪を栄養源に春がくるまで眠る。冬眠中の心拍数は低下し、体温も巣穴の気温とほとんど変わらない程度にまで下がる。春になるとメスは6匹程度の子どもを出産する。母子は数カ月間一緒に暮らす。
この冬眠の習慣に基づいて、アメリカでは毎年2月2日に「グラウンドホッグデー」という祭りが行われる。この祭りは「ウッドチャックは冬眠から目覚め、外に出て自分の影を見ると驚いて巣穴に戻ってしまう」という俗信に由来しており、春の訪れを予想する占いが行われる。