NATIONAL GEOGRAPHIC
トップ動物哺乳類 > ハイイロカンガルー

サイト内検索

ナショジオ ガジェット

写真集:オーロラ

ハイイロカンガルー
Macropus giganteus

ハイイロカンガルー
母親の袋の中から顔を出すハイイロカンガルーの子ども
Photograph by Nicole Duplaix

プロフィール

 ハイイロカンガルーはオーストラリアとタスマニアの森林に生息しており、開けた草原に来て草を食むこともあるが、基本的には森林に暮らすことを好む。ハイイロカンガルーやアカカンガルー、ワラルーがオオカンガルーに分類されているのは、そのほかの70種類のカンガルーに比べて大きいからだ。
 
  ハイイロカンガルーは力強い後ろ足を利用して高速で飛び跳ねることができ、時速50キロ以上に達することもある。長い距離も時速20〜30キロで移動することが可能だ。1回の跳躍で約8メートル、高さは約2メートルもジャンプすることができる。
 
  メスは1度に1頭を出産し、産まれたての子どもはサクランボの実よりも小さい。産まれてすぐに母親の育児嚢(いくじのう)と呼ばれる袋に入り、2カ月間出てこない。育児嚢から出るようになっても、10〜11カ月経つまでは、子どもはびっくりするとすぐに袋に飛び込む。成長するにつれ、子どもの頭や足が育児嚢からはみ出すようになってくる。
 
  オスのほうが大きく、がっちりとした体格をしている。ほかの動物と同様、カンガルーのオスも将来の繁殖相手をめぐって争うことがあり、まさにボクシングのように前足で蹴り合うのだ。また、ディンゴなどの天敵に出くわしたときなどには、噛みついたり、鋭いツメで引っかいたりすることもある。
 
 オーストラリア大陸の先住民であるアボリジニやヨーロッパ系オーストラリア人たちは、何世紀にもわたって広大な土地の開拓や水資源確保の工事を行ってきたが、それはカンガルーの増殖にとっても有益であった。何百万頭ものカンガルーがオーストラリア大陸で生息しているが、その皮や肉のために毎年相当数が捕獲されており、最近では食用よりも皮のために捕獲されることが多い。

 

早わかり

分類: 哺乳類
保護状態: なし
食性: 草食
寿命: 野生: 8 〜 10 年
体長: 最大 2 メートル
体重: 最大 54 キログラム
ハイイロカンガルーはおよそ時速56キロで飛び跳ねることができる。
成人男性(180cm)との比較:
比較画像

その他の哺乳類

分布マップ: ハイイロカンガルー ハイイロカンガルー分布 分布
You need the Flash Player version 8.0.0.0 or higher and a JavaScript enabled browser to view this site
おすすめコンテンツ
異常に傾く巨大惑星、天王星

天王星は1781年3月13日、イギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェルによって発見された。自転軸が異常に傾いているため、天王星では同じ季節が20年以上も続くという。天王星が「普通でない惑星」と呼ばれる由縁を確認してみよう。

コロンブスの埋葬地はどこか?

1493年3月15日、コロンブスはアメリカを発見した航海からスペインに帰還した。彼はその後スペインで病死したが、遺骨の埋葬地を巡り、スペインとドミニカの主張が分かれている。謎を解明するため、研究者たちはコロンブスのDNA鑑定に挑むが…

特集

探検家ジョン・フランシス氏独占インタビュー

探検家ジョン・フランシス氏独占インタビュー

探検家を目指す日本人に贈るメッセージ。

巨大魚保護プロジェクト

巨大魚保護プロジェクト

世界中の危機に瀕する巨大淡水魚を記録し、保護しようという世界初の試み。

動物たちの東京物語

動物たちの東京物語

東京で力強く生きる動物たち。都会の環境に適応した彼らの生態を追う。

ヴィルンガのゴリラ

ヴィルンガのゴリラ

絶滅危機種マウンテンゴリラ。コンゴの悲惨な内戦に翻弄され、密猟の危険にさらされる命。

.
 ブックマーク: Yahoo!に登録  はてなブックマークに追加  Buzzurlにブックマーク  livedoorクリップに投稿  Choixにブックマーク  gooにブックマーク