南アメリカに生息するオオカワウソは、カワウソの中では世界最大で、体長2メートルになるものもいる。アマゾン川、オリノコ川、ラ・プラタ川とその支流にしか生息していない。
この巨大なイタチ科の動物は、力強いしっぽとよく曲がる長い体を使って泳ぐ。足には水かきがついている。また、毛が水をはじくために体はぬれず、体温を保つことができる。鼻孔と耳は水中で閉じる仕組になっている。
オオカワウソの主食は魚類だ。漁は単独または群れで行う。1日に必要なエサを確保するために、共同で漁を行うこともある。1匹あたり1日に3〜4キロのエサを食べる。魚類以外には甲殻類やヘビ、川に住むさまざまな生物を食べる。
ほかのカワウソと同じくオオカワウソは一夫一婦制で、両親と数回に分けて生まれた子どもたちが家族単位で暮らしている。岸辺に掘った穴や倒木の下などをすみかとし、縄張り意識が非常に強い。
ほかのカワウソの仲間と同様に、オオカワウソは陸上で出産する。メスは地下の巣穴の中で1〜6匹の子どもを産む。子どもたちは生後1カ月ほど巣穴で過ごす。成長が早く、9〜10カ月もすれば親と見分けがつかなくなる。
オオカワウソは大規模な捕獲が行われてきたため、現在ではカワウソの中で最も希少な種類となってしまった。現在、野生の個体数は数千匹とされている。