オットセイの種は多く、その毛皮はどれもハンターにとって非常に魅力的だ。冷たい北の海で見られる大型のキタオットセイは、19世紀に狩猟によって絶滅の危機に瀕した。しかし、1911年に法律で保護され、一時は130万頭まで個体数が回復した。
ミナミオットセイは8種類いる。すべてがキタオットセイに比べて小型だ。ミナミオットセイにはメキシコのバハ・カリフォルニア州に生息するグアダルーペオットセイをはじめ、ミナミアフリカオットセイ、ミナミアメリカオットセイ、オーストラリアオットセイがいる。
オットセイは、よく見える目と鋭い耳を持っている。小さな耳たぶがあり、そこがアザラシとは異なる。肺呼吸をするが、ほとんど水中で暮らしており、魚やイカ、鳥、エビに似た小さなオキアミを食べるときには、数週間を海の中で過ごすこともある。単独、または小さな集団を作って行動する。
しかし繁殖期になると、ものすごい数のオットセイが海岸に集まる。力のあるオスは、ライバルたちと争いながらも縄張りを拡大していき、最高約40頭のメスを集めてハーレムを作る。この時期の海岸線は、ほえたり、うなったり、鳴いたりするオットセイでいっぱいになる。この繁殖期にメスは子どもを産み、その数日後に再び交尾をする。翌年、約1年間の妊娠期間を経て戻ってきたメスは子を1頭産み、そして再び交尾をする。そのサイクルを繰り返す。
オットセイの個体数は乱獲で減少してから回復しておらず、現在は気候の変化と魚類の乱獲によるエサ不足で、さらなる危機に直面している。