鼻にボールを乗せて上手にバランスをとったり輪をくぐり抜けたりする、ショーでおなじみのアシカは、通常カリフォルニアアシカだ。
野生のカリフォルニアアシカの体毛は滑らかで、ほかのアシカやアザラシよりも速く泳ぐ。最大時速40キロで泳ぐことができるカリフォルニアアシカには、ほかのアシカと違ってライオンのようなたてがみはない。
カリフォルニアアシカは、北米西部の岩石の多い太平洋沿岸地域やエクアドルのガラパゴス諸島近海に生息している。繁殖や出産のために、海岸沿いの岩や人工的な建造物に大群を作る。オスはメスを集めてハーレムを作り、陸上でで生まれる子どもたちのオス親となる。
アシカの祖先は、クジラやイルカの祖先同様、陸上で暮らしていた。現代の子孫は水環境に適した流線型の体をしており、力強いヒレ足を持っている。うしろ足を前に回転することができるため、地上で驚くほど器用に動くことができる。また、冷たい海水から体を守るために、何層もの分厚い脂肪が体を覆っている。
カリフォルニアアシカは、深く潜水するときには心拍数を下げるため、次の息継ぎまでに10分近く潜っていることができる。この能力のおかげで、主食の魚やイカ、貝類を探しやすい。