ベルーガとも呼ばれるシロイルカはその白い色で有名であり、ほかのクジラ科の動物と一目で区別することができる。生まれたときは灰色や茶色だが、繁殖可能な5歳頃になるとだんだんと白くなってくる。体長はおよそ4〜6メートルと、比較的小さい。頭部は丸く背ビレがない。
シロイルカは通常、小さな群れを作って暮らす。さまざまな音を出し、仲間同士で盛んにコミュニケーションを取っている。
通常は北極海の沿岸でよく見かけるが、亜北極の海を回遊することもある。海が凍ると、シロイルカは群れで南へと移動する。北極の氷に閉じ込められてしまうと、ホッキョクグマやシャチのエサになったり、北極で暮らす人間の食料となったりしてしまう。北方の先住民であるイヌイットに捕獲されたり、漁の対象となったりしたため、カナダのセント・ローレンス湾ではほとんど姿を消してしまった。
シロイルカは魚や甲殻類、ゴカイ類などをエサとしている。また、ツノのある「ユニコーン」として知られているイッカクイルカの同類であり、キャビアのために大量捕獲されているチョウザメの同類ではない。