NATIONAL GEOGRAPHIC
トップ動物哺乳類 > ホッキョクウサギ

サイト内検索

ナショジオ ガジェット

写真集:虹

ホッキョクウサギ
Lepus arcticus

ホッキョクウサギ
雪の中でくつろぐホッキョクウサギ
Photograph by Paul Nicklen

プロフィール

 ホッキョクウサギは北米のツンドラ地帯の厳しい環境に生息する。冬眠はせず、極寒の地に適した体と習性を生かして暮らしている。厚い毛皮を持ち、短い耳からも分かるように、体の体積に対して表面積を小さくすることによって体温を維持する。時には雪に穴を掘り、互いに体を寄せて暖め合う。

  ホッキョクウサギはアナウサギより少し大きく、後ろ足と耳も長い。ほかのノウサギやアナウサギと同様、ホッキョクウサギは足が速く、時速60キロで跳ねることができる。冬には氷と雪の中で素晴らしい擬態効果を発揮する白く輝く毛皮をまとう。春になると、生息地の岩や植物の色に似たブルーグレーの毛に生え変わる。

  ホッキョクウサギは単独で暮らすこともあるが、数十匹、数百匹、数千匹の群れを形成することもある。多くの哺乳類と違って、ホッキョクウサギの群れは繁殖期になると分散する。オスとメスがペアになり、自分たちの繁殖用の縄張りを定めるが、オスは複数のパートナーを持つこともある。

  メスは、年に数回、1〜3匹の子どもを産む。子ウサギの成長は速く、半年もしないうちに親と同じ大きさになり、翌年にはもう繁殖能力を持つようになる。

  北極ではエサとなる食物が乏しいが、冬は雪を掘って樹木やコケなどを食べて生き延び、春から秋には花のつぼみやベリー類、葉、根、木の皮などを食べる。

  ホッキョクウサギは、アメリカ原住民にとって昔から重要な動物である。生息数がかなり多いので、食料としてや衣服の毛皮にするために捕獲されている。


早わかり

分類: 哺乳類
保護状態: なし
食性: 雑食
体長: 頭胴長 48 〜 67 センチ; 尾 3 〜 8 センチ
体重: 3 〜 7 キログラム
成人男性(180cm)との比較:
比較画像

その他の哺乳類

分布マップ: ホッキョクウサギ ホッキョクウサギ分布 分布
You need the Flash Player version 8.0.0.0 or higher and a JavaScript enabled browser to view this site
おすすめコンテンツ
昼夜平分点に起きる神秘

春分と秋分の日の年2回、マヤ文明の古代都市チチェン・イッツァにあるピラミッドに神秘の瞬間が訪れる。太陽が西に傾いた時間に姿を見せる、ある動物の影とは?

季節を彩る花々

春の訪れと共に、色とりどりの花を咲かせる花々。花の種類は約20万種あるといわれ、日本では古来から花をめでる習慣が育まれてきた。季節を彩る花々の写真でデスクトップを飾ってみよう。

特集

探検家ジョン・フランシス氏独占インタビュー

探検家ジョン・フランシス氏独占インタビュー

探検家を目指す日本人に贈るメッセージ。

巨大魚保護プロジェクト

巨大魚保護プロジェクト

世界中の危機に瀕する巨大淡水魚を記録し、保護しようという世界初の試み。

動物たちの東京物語

動物たちの東京物語

東京で力強く生きる動物たち。都会の環境に適応した彼らの生態を追う。

ヴィルンガのゴリラ

ヴィルンガのゴリラ

絶滅危機種マウンテンゴリラ。コンゴの悲惨な内戦に翻弄され、密猟の危険にさらされる命。

.
 ブックマーク: Yahoo!に登録  はてなブックマークに追加  Buzzurlにブックマーク  livedoorクリップに投稿  Choixにブックマーク  gooにブックマーク