プロングホーンは北アメリカで指折りの俊足の動物だ。時速80キロ以上で走ることができ、追ってくる捕食動物のコヨーテやボブキャットを圧倒的に引き離すスピードを持っている。さらに長距離を走る持久力もあり、時速約40キロで長距離を走り続けることができる。
体は赤茶色だが、腹部が白くのど元には幅が広く白いしま模様があるのが特徴である。尻の部分の白い毛を逆立てることにより、数キロ先にいる仲間からも見える危険信号を出す。オスもメスも後ろに反り返る枝分かれした立派なツノを持っており、30センチ以上にもなるツノを持つものもいる。また、ほかの偶蹄(ぐうてい)類と同様に、エサを反芻する。エサは一般に牧草やヤマヨモギなどの植物である。
毎年秋になると北アメリカの西部の乾燥した開けた土地で繁殖する。オスはメスのハーレムを形成し、時にはライバルと壮絶な争いを繰り広げる。春になると、メスは1〜2頭の子を産む。赤ん坊は生後数日で、人間より早く走ることができるようになる。
なお、プロングホーンは生息域のほとんどの場所で狩猟の対象となっており、一部の亜種は絶滅の危機に瀕している。