英語でレッドサーモン、またはブルーバックサーモンと呼ばれているベニザケは、太平洋に生息する7種類のサケの中では小さい方だが、その肉汁豊富な鮮やかなオレンジ色の身はとりわけ珍重されている。ベニザケは通常、体長60〜80センチで、体重が2.3〜7キロだ。
ほかのサケと同様、ベニザケも淡水で生まれる。しかし、ベニザケが成長するには、近くに湖がなければならない。孵化後、ベニザケの稚魚はほかのサケの稚魚よりも長い期間(約3年間)、産まれた場所に留まる。その後、海に下って、主に動物性プランクトンを捕食して成長する。海には1〜4年間留まる。
回遊中のベニザケは、ブルーバックという名前が付けられているように、ブルーの背中に黒い斑点があり、わき腹は銀色だ。しかし、川の上流の産卵場所に戻ってくると、体は鮮やかな赤に変わり、頭部は緑に近い色になる。繁殖期のオスは、背中がこぶのように発達する。また、小さな歯が生えた突き出たアゴが特徴的だ。産卵後、両性とも数週間以内に死んでしまう。
ベニザケは、太平洋に生息するタイヘイヨウサケの仲間の中で3番目に豊富に生息しており、北アメリカの商業漁業の中心的な魚である。