ディズニーの人気アニメのおかげで、クマノミ(英語でクラウンフィッシュまたはアネモネフィッシュと呼ばれる)は世界中の子供たちになじみの深い魚になった。しかし、ディズニーアニメの「ファインディング・ニモ」のヒーローはカクレクマノミという種がモチーフになっていて、クラウンアネモネフィッシュとは形と生息地に微妙な違いが見られることを最初に確認しておこう。
独特の白い帯模様を持つ鮮やかなオレンジ色のクマノミは、岩礁周辺でよく見られる魚である。体長は11センチほどで、名前の由来である多色のイソギンチャク(英語で「海のアネモネ」と呼ばれる)にすみかを作る。
クマノミはすみかに入る前に、イソギンチャクの触手に体の各部分で軽く触れながら、ダンスをするように泳ぐ。クマノミの皮膚の粘液層'は、魚を食べるイソギンチャク'の毒に対して免疫がある。イソギンチャクに住居を提供してもらう代わりに、クマノミは外敵や危険からイソギンチャクを守るため、侵入者を追い払い、寄生虫を取り除く。
クマノミは28種類いることが知られている。ほとんどはインド洋、紅海、西太平洋の浅瀬に生息している。カリブ海、地中海、太平洋では発見されていない。
驚くべきことに、生まれてくるクマノミはすべてオスである。性転換をすることができ、メスが不在となってしまったときにオスがメスに変わって群れを支配する。いったんメスに性転換するとオスに戻ることはできない。