NATIONAL GEOGRAPHIC Inspiring People to Care About the Planet

トップ動物魚類 > アリゲーターガー
写真集:世界の屋台料理 >>
映画「日本列島 いきものたちの物語」 >>
アクセスランキング
写真集:タスマニア >>
ジグソーパズルはこちら >>
ナショジオ キッズはこちら >>

アリゲーターガー
Atractosteus spatula

アリゲーターガー
漁師とアリゲーターガー
Photograph courtesy Zeb Hogan

プロフィール

 先史時代にはこの巨大魚の祖先が世界各地に生息していたが、現在は北アメリカと中央アメリカにわずかな数が認められるだけにまで減少してしまった。

 ガーは7種いる硬鱗魚の総称で、その中の最大種がアリゲーターガーである。最大で体長3メートル、体重は140キロにもなり、見た目も恐ろしい。通常は黄緑色か黄色の体色をしており、硬いうろこで覆われている。アリゲーターガーという名前は、ぎっしり歯が並んでいる口とアリゲーターのような幅の広い口先にちなんで付けられた。

 アリゲーターガーは獰猛に見えるかもしれないが、人への攻撃は確認されていない。ただし、彼らの卵には人間が食べると危険な毒が含まれている。成魚に天敵はほとんどいないが、アリゲーターがガーを襲うことは知られており、幼魚のときは自分より大きな魚の餌食になる。アリゲーターガーは、魚以外にも水鳥や小さなカメ、死肉に至るまで成り行きまかせで何でも食べることが知られている。

 アリゲーターガーは、アメリカ南東部沿岸地帯のほぼ全域で見つかっている。生息域は、西限はテキサスおよびオクラホマ、北限はミシシッピー川流域、オハイオ川・ミズーリ川両水系の下流域、そして一部メキシコにまたがるメキシコ湾に注ぐ河川だ。

 アリゲーターガーは湖やバイユー(アメリカ南部の流れのよどんだ湿地帯)、入り江に生息し、淡水魚ではあるが汽水だけでなく海水にも対応することができる。しかしこの大きな歯をした巨大魚は幅のある流れの緩い川を好み、特に広い氾濫原のあるような川を選ぶ傾向がある。そのような川は浅瀬で、孵化したばかりの幼生が天敵から身を守りやすいからだ。

 ダムや堰堤などの治水対策によって北アメリカを流れる川の生態系は劇的に変化しており、この巨大魚の繁殖は非常に困難になってきている。彼らが好む産卵環境が大幅に減少したため、個体数は分布域のほとんどで減少の一途をたどるしかないのが現状だ。加えて漁業とスポーツフィッシングの両方の対象として乱獲されてきたが、アリゲーターガーは現在その生息域の各地で法律によって保護されている。


早わかり

分類: 魚類
保護状態: -
食性: 肉食
寿命: 野生: 50年(メス)、26年(オス)
体長: 最大3メートル
体重: 最大140キログラム
アリゲーターガーは現在、インターネット上でちょっとした人気者になっている。この獰猛そうな巨大魚の逸話や写真が広く出回っているが、いたずら扱いされていることもある。
成人男性(180cm)との比較:
比較画像

その他の魚類

分布マップ: アリゲーターガー アリゲーターガー分布 分布
You need the Flash Player version 8.0.0.0 or higher and a JavaScript enabled browser to view this site
編集部おすすめのコンテンツ
ハッブルベスト画像

1990年の打ち上げ以来、ハッブルは私たちにさまざまな宇宙の姿を届けてくれている。ガリレオの時代から天文学者を悩ませてきた地球の大気という制約から解放された、鮮明な画像の数々を紹介しよう。

神経衰弱にチャレンジ!

集中力が試される神経衰弱。あなたは何回めくって完成できるか?ナショジオの画像を使ってチャレンジしよう!

日本で初めて電車が走ったのはどこ?
  • 東京
  • 横浜
  • 京都
  • 大阪
  • 神戸

特集

探検家ジョン・フランシス氏独占インタビュー

探検家ジョン・フランシス氏独占インタビュー

探検家を目指す日本人に贈るメッセージ。

巨大魚保護プロジェクト

巨大魚保護プロジェクト

世界中の危機に瀕する巨大淡水魚を記録し、保護しようという世界初の試み。

動物たちの東京物語

動物たちの東京物語

東京で力強く生きる動物たち。都会の環境に適応した彼らの生態を追う。

ヴィルンガのゴリラ

ヴィルンガのゴリラ

絶滅危機種マウンテンゴリラ。コンゴの悲惨な内戦に翻弄され、密猟の危険にさらされる命。

負荷分散・安定配信のブロードメディア®CDN >>
  Yahoo!に登録  このエントリーをはてなブックマークに追加  newsing it!  楽天ソーシャルニュース  Check